【最高気温だけでなく不快指数にも注目】体感的に涼しい地域は?不快指数低い順ランキング

フォトAC画像(奥入瀬渓流)

9月の3連休はもうすぐ。なるべく涼しい地域に行きたいものです

9月に入っても猛烈な暑さが続いている日本列島。
さらには突然のゲリラ豪雨、局地的な大雨などへの注意も必要になってきます。

7月8月の真夏の時期は最高気温がクローズアップされましたが、9月以降は「不快指数」も気にしてチェックしてみると良いでしょう。

最高気温が下がってきたとしても、天候が晴れなのか、曇りなのか、雨なのかや、吹き込む風の有無や種類によって湿度は上下します。湿度が高いと気温が低くても何やら蒸し暑くて不快となり、その結果涼しく感じられないということになります。

不快指数は「0.81 x 気温 + 湿度(%) x 0.01 x (0.99 x 気温 -14.3)+46.3」で算出する

指標となる不快指数については、以下の記事が大変参考になりました。

【夏の避暑地】2023年7・8月の「平均気温、最高気温、不快指数」ランキング
YamakenBlog(2023年9月6日参照)

上記の記事によりますと、不快指数は「0.81 x 気温 + 湿度(%) x 0.01 x (0.99 x 気温 -14.3)+46.3」で算出するそうで、数値が大きいほど蒸し暑く不快を意味するとのこと。
一般的に80以上はほとんどの人が不快に感じる暑さとなり、60〜70の間が快適となります。

また、tenki.jpでは全国各地の不快指数が毎日更新されています。

不快指数
tenki.jp(2023年9月6日参照)

不快指数を低い順にランキングすれば、涼しい場所が分かる

ということで、8月の月間不快指数ランキングを見てみましょう。
低い順、すなわち涼しい順になります。

観測点市町村名不快指数
奥日光栃木県日光市67.1
軽井沢長野県軽井沢町70.1
深浦青森県深浦町72.7
むつ青森県むつ市72.8
宮古岩手県宮古市72.8
諏訪長野県諏訪市73.8
八戸青森県八戸市73.8
高山岐阜県高山市74.3
青森青森県青森市74.3
弘前青森県弘前市74.6
YamakenBlog(2023年9月6日参照)

ちなみに、不快指数が高い、すなわちワースト1〜3位は、
・ワースト1位:鹿児島県鹿児島市 81.2
・ワースト2位:福岡県久留米市  80.7
・ワースト3位:鹿児島県枕崎市  80.5
でした。

コンクリートジャングルの大都市ではないのが、少し意外な気がします。

標高が高い避暑地はもちろん涼しく、平地では海沿いが比較的涼しい傾向

奥日光、軽井沢、諏訪、高山は標高が高く、従来より避暑地として知られています。
年によって上下はしますが、基本比較的涼しいといえます。

特に奥日光は標高が1292mと1000m超えしているため、突出して涼しいです。

一方、標高が高いとは言えない平地や台地の場合、海沿いにある街は比較的涼しいといえます。

このランキングでいえば、深浦、むつ、宮古、八戸、青森、弘前です。
いずれも青森県、岩手県になります。

北東北を除くと、参考にさせていただいたYamakenBlogによれば、石巻市、酒田市、白河市、勝浦市、室戸市、飯田市、いわき市、松本市、長野市、山形市、銚子市などが平均気温が低い傾向にあるとのこと。

挙げた街の多くが海岸沿いにあります。海岸沿いでない場合は、飯田市や松本市のように比較的高地に属する街が挙がるようです。

9月の3連休まであとわずか。旅行を考えている方は、不快指数を参考に旅先を決めるというのもアリかもしれません。